Koji memo(6) 安全有料 

2002-1-28 作成
昨今の世界・日本の社会情勢から、日本も「安全はタダ」 という神話はとっくに崩壊しているのは皆さんも実感して おられると思います。Koji Memo(1) でも、残念ながら日本 も欧米並みに近づき、そこにまた新しいビジネスチャンス が出てくることを述べました。
小生の職場の仲間 I 氏から以下のメモを貰い、本人の了解を とりましたので、皆さんにも配ります。

JAMSEC会報「随筆」 

 私は新年早々、めったに体験することのできない事件に 巻き込まれました。私的な内容で恐縮ですが、その中で知 り得たことをご紹介し、皆様のご参考に供したいたいと思い ます。

 私は都内のある町に住んでいます。1月11日朝4時頃、 家族の大きな声で目が覚めました。外に出ると駐車場にと めてある私と弟の車が燃えているではありませんか。最初 は両車のバンパー付近が燃えていました。すぐに家族全員 で消火を開始。消火器、蛇口からホースを延ばしての注水、 そしてバスタブの残り湯のバケツリレー注水。しかしこの程 度の消火ではあまり効果がなく、火はトランクとエンジンルー ムにまで広がりました。タイヤの破裂音が数回、これ以上燃 え広がるとガソリンタンクが危ないというころ消防車が到着 (119番通報後10分ぐらいか?)。消火ホース延長に時間 がかかったものの、放水を始めると瞬く間に鎮火した。車は 消失したものの、車から1m弱の我が家は壁が少し焦げた 程度ですみ、不幸中の幸いだと思っている。
 この火災は放火であった。我が家は連続放火事件の第1 現場で、それから約10分後、少し離れた町内の駐輪場でオ ートバイ6台、さらにそれから数分後第3現場の駐車場で車 が放火された。普段はあまり縁のない消防や警察の方とい ろいろ話したところ、都内は非常に放火が多く、驚くべきこと に町のブロック毎に放火魔が1人は住んでいるそうである。 自動車やバイクのボディーカバーは、ライターひとつで火をつ けられるので格好の餌食なそうだ。またクーラー室外機に放 火された事例もあるとのこと。
 では対策をどうしたらよいのか?まず第1に家のまわりの 可燃物は完全に除去すること。クーラー室外機に火をつけら れた事例の場合、まわりにあった段ボールを火種にして放火 されたそうである。このような視点で家のまわりを点検したと ころ、何と可燃物の多いこと!翌日すぐに処分しました。第2 に放火犯は暗いところを好むようなので、照明の強化、防犯 灯の設置が有効であるとのこと。我が家の駐車場は夜間真っ 暗になるため、早速防犯灯を設置しました。この過程で驚か されたことがあります。防犯灯(通常は消灯しているが、人を 感知して点灯し、必要に応じて警報を鳴らす。当然日中は消 灯しなければならない)の価格の安さです。自分で製作すると したら、赤外線検知センサー、照度センサー、照明器具等を 購入し、リレー回路を作ってケースに収める。多分数万円は するだろうと思いました。ところがDIYでは何と3900円で販売 しているのです。ユニクロだけでなく、防災分野も価格破壊が 進んでいることを実感しました。
 今まで放火事件報道を聞くたびに、自分とは縁のない他人 事として聞き流し、自分に当てはめて対策を講じなかったこと を大いに反省しました。仕事に関しても、世の中のいろいろな 事例を我がものとし、常に対応策を講じていこうと肝に銘じまし た。
以上